どうしてもベネフィットじゃなくてメリットを書いちゃう病
こんにちは。
今日は初めてAmazonアソシエイトではなく、ASPで提携しているプログラムを紹介するページを書きました。
むずかしかった~
なにがって、冒頭にベネフィットを書かなきゃいけないのに、メリットをよく書いちゃうんですよ…。
ということで、今回はメリットとベネフィットの話をしたいと思います。
- メリットとベネフィットの違い
- メリットとベネフィットのそれぞれの特徴
- メリットをベネフィットとして書きがち
- 思い直して書き直すことができた
- 別の商品紹介ページもそうなっていることを発見
- ここまでいろいろ教えてくれた書籍たち
メリットとベネフィットの違い
自分、今回紹介したプログラムは、これは絶対使える!というサービスでした。
でも、冒頭でそのサービスのメリットを書いちゃうんですよ。
本当は顧客にとってのベネフィットを書かなきゃいけないのに。
(じゃないと、自分に徳のある話だと思われないので、興味ないや~と離脱されてしまう。この話は別の機会に)
え?メリットとベネフィット、どう違うんや・・・?
そう思う人も多いはず。
私が学んだ本(文章末)では、サービスのメリットと顧客のベネフィットは全く違う概念と書いてありました。
メリットは、その製品の利点。
そして、ベネフィットは、その製品のメリットによって実現する顧客の利益のこと。
つまり、メリットによってベネフィットを作り出す(叶える)と考えるとわかりやすいでしょうか・・・?
おいおい、PPTでへたくそな図を作りやがって…と思いましたか? これはワードで作りました。笑
図の「全自動夕飯作りマシーン」のメリットは献立を考えなくてよいことや夕飯を作る時間を削減できることです。
しかし、顧客のベネフィットはそのメリットによって訪れる自分たちの利益、幸福、効用ですのでこれを冒頭に書いてはいけないのです。
献立を考えようとすると、もうすごい脳のメモリを使うんですよ。だからすごく憂鬱になるんですが、それが無くなるなんてすごく爽快な気持ちになりません?
夕飯前の時間ってイケイケなアニメやってません?あれをゆっくり見られるなんて最高じゃありません??
そういうこと。笑
メリットとベネフィットのそれぞれの特徴
メリットはサービスや商品の特長ともいえるので、いついかなる場合も変わりません。その商品を理解してさえいれば誰でも表現できます。
でも、ベネフィットは顧客の主観的体験のことなので、人によって変わります。
例えば同じサングラスでも、釣り人なら水面下の魚がどれだけみられるかが大事ですが山登りではそれをいくら強調しても見向きもされません。
横道にそれるけど、だからペルソナの設定って大事なんだね。
メリットをベネフィットとして書きがち
よくやりがちなのはメリットをベネフィットだと思うこと。
実はさっきのサングラスの例で私はそれをやりました。
結局は深入りしたくなくて消したんですが、
『普段使いならサングラスのカッコよさ、山登りならかけても煩わしくない軽さ、釣り人ならベイトがどれだけみられるか』
と書いたんです。
でもこれサングラスのメリットです。笑
ベネフィットはそのカッコよさというメリットによって、『一目置かれる(自己承認欲求を満たせる)体験ができる』となるはずです。
ベネフィットは、その人の気持ちになってその人のことを深く想像しないと思い浮かばないものなんです。
その人の気持ちというか、そのサービス・製品を使った人の体験を想像するということですね。だからすごく時間がかかる。
一方メリットはすぐ浮かぶ。だから書きがちになってしまうのでしょう。
これは、オウンドメディア作成をしている本業の会社でも言えることで、結構先輩社員さんもやっちゃっています。
思い直して書き直すことができた
最初はメリットばかりを強調していたんですが、途中でそのことに気づきなおすことができました。
これははっきり言って成長だったと思います。
もう少しこれが自然とできるようになって、文章の書き方なんかに集中できればレベルが上がったといえるのだけれど…。
別の商品紹介ページもそうなっていることを発見
そして、ASPは初めてと言いましたがAmazonアソシで商品紹介しているページはいくつかあったんです。
でも一つ、シーカヤックを紹介しているページが「なんか違うな」と思っていたんですよ。
でもその原因がわかりました。
結局そのページも、シーカヤックのメリットを書いてしまっていたのです。笑
安い、コンパクト、軽自動車でも運べる…みたいなね。
「憧れの海上散歩が楽しめる」とかさ
「気軽に沖で大物を狙える」とかさ
そういうことなんじゃないの?って思ったわけです。
これはそのうち修正します。
いや~今回のベネフィットとメリットの違いって言うのはね、
イケイケの、月100とか稼いじゃっているアフィリエイターには常識だし、お茶の子さいさいでできちゃう内容だとは思います。
でも、僕らザコアフィリエイターには、意外と高い障壁だと思いますの。
まずベネフィットとメリットの違いを自分の中で整理するのも意外と難しいですし、
どうしたらベネフィットを割り出せるのか…というのも難しいですからね。
ここまでいろいろ教えてくれた書籍たち
毎度のことですが、ここまで濃い内容を教えてくれたのは、以下の2書名です。
どちらも別の投稿記事でも紹介しました。
結局、これだけ書籍がある中で、頼れるのは数冊なんですよね。
コピーライトとして信頼できるのはこの二冊です。
まさにコピーライトの元祖と言っていいほどの大物「ケープルス」のコピーライティングの基本を書いた原著(の日本語訳)。
原著と言っても、ケインズやハイエクなど、ガチ学者の原著と違って読みやすいから安心してください。
ただちょっと内容が古い。いや、コピーライトの方法論は普遍的なものなので参考になるのですが、リスティング広告など、ネットの話も交えてしてくれているのは以下の本ですね。
はいでました。
こっちは対話形式で話が進み、ふざけてんのかと思うくらいクダけた本ですが、ザ・コピーライディングを読みやすくしただけ、と言えるほど中身は充実しています。
ただどちらも、「メリットでなくベネフィットを書く」とは書いてあるけど「ベネフィットをどうしたら割り出せるか」は書かれていない(よく考えるとしか書かれていない)んですよね。
私がちょっとだけこの記事で書きましたが…もっと明確にして本にすれば売れるのに…笑